インフォグラフィックとは「情報を視覚化して分かりやすくした資料」です。
横と縦、円グラフとテキストだけの資料ではなく、イラストやアイコンなどを使用していて見やすく、内容を把握しやすいのが特徴です。
情報社会と言われて久しい現在、インフォグラフィックを目にする機会は増えてきました。
世の中には様々な情報が溢れかえっていますから、それを素早く簡単に伝える方法が必要になり、その方法の一つが「インフォグラフィック」という事でしょう。
基本的にはイラストや図形、数字などを使用しているため、情報がひと目で伝わりやすいです。
特に「イラストを使用する」事で誰が見ても分かる、という点が大きな利点の一つです。
今回は利点を生かしたインフォグラフィックの実例と、作成する際の便利なツールをご紹介します。
視覚的で分かりやすい 実例で見るインフォグラフィック
実際にどのようなインフォグラフィックがあるのか。
ここでは実例をいくつかご紹介します。
世界のコーヒー消費量 TOP30
世界各国の1人あたりの年間コーヒー消費量を現したインフォグラフィック。
消費量がコーヒーカップの杯数だけでなく、サーバーの長さでも表現されているのでその差が際立ちます。
1位のルクセンブルグと2位のフィンランドでは倍くらい違うんですね。
中段のレシピもニクいです。
東京 働く女子事情
東京で暮らす女性の生活事情を表現したインフォグラフィック。
新宿、渋谷、丸の内、新橋の4エリアそれぞれの「ランチ代」や「年収」はたまた「婚姻率」まで楽しく現しています。
服装なども特徴を捉えているのがポイントです。
いえらぶ ひとり暮らしのお部屋事情
一人暮らしの部屋事情についてまとめたインフォグラフィックです。
冒頭の「ワンルームか1Kか」で人気の高かった「1K」をイメージした間取り図をベースに、テレビのサイズやユニットバスの印象などの情報を掲載しています。
映画のセオリーとは?
映画好きは「そうそう!」となるでしょう。
映画の構成を5つの場面に分け、セオリーとしてシンプルに表現したインフォグラフィックです。
シンプル故に、脳内再生される映画が人それぞれ、というのもポイントが高いです。
「Buddy Cop」の二人のいでたちも「らしさ」があって良いですね。
さて、いくつか実例をご紹介しましたが、いかがでしょうか。
「自分でも作りたい!」「どうやって作ったら良いの?」
次項ではそんなあなたにオススメの作成ツール・サービスをご紹介します。
インフォグラフィックの作成ツール・サービス
最近はデザインツールを使わなくとも、オンライン上で誰でも手軽に様々なデザインができるようになりました。
インフォグラフィックも例外ではありません。
作成する際にオススメなサービスを幾つかご紹介します。
infogr.am
テキストやグラフはもちろん、地図や動画も組み合わせてインフォグラフィックが作成できます。
英語のサービスですが、UIが分かりやすいので直感で操作も出来ますし、Google翻訳などを併用すれば問題なく使えると思います。
動画のチュートリアル等も用意されているので、そちらを参考にするのも良いでしょう。
もちろん実際に作成するインフォグラフィックには日本語の入力が可能です。
無料での登録、もしくはFacebookアカウントもしくはGoogle+でも登録が出来ます。
さらに高機能なサービスを利用する場合には有料アカウントへのアップグレードも可能です。
Canva
ブラウザ上で使えるグラフィックデザインツールです。
オーストラリア初のサービスで、2017年5月に日本語版がリリースされました。
基本機能は無料で使えます。素材写真やテンプレートには有料のものがありますが、無料のもので十分使えます。
インフォグラフィック以外にもSNS用の画像やプレゼン資料なども作成できます。
終わりに
いかがでしょうか。
今回はインフォグラフィックの実例と、作成に役立つサービスを幾つかご紹介しました。
お役に立てれば幸いです。