仕事などで目にすることがある「PSD」というデータ。
デザイナーやカメラマンの方などから納品してもらう場合に出てきて「これ何?」と困ることも。
ちなみにデザインラフの確認といった場合には、JPGなどの画像で送り直してもらうのが一番早いです。
このPSDというファイルは、「フォトショップ(Photoshop)」というデザインソフトで使われる拡張子です。
フォトショップは有料のデザインソフトなので、ファイルを開くためだけに導入するのはなかなかハードルが高い。
というか勿体ない笑
今回はフォトショップなしでファイルを開く方法をご紹介。
PSDが何なのか気になる方向けに、ざっくりとした解説もありますよ。
PSDファイルの開き方
基本的にはフォトショップで開くのがオススメですが、持っていない場合には以下のどちらかの方法を取りましょう。
- 納品元(デザイナーさんなど)に「JPGなどに変換したファイル」を送ってもらう
- 自分で代替ツールやソフトを使って開く
可能なら1の”納品元(デザイナーさんなど)に「JPGなどに変換したファイル」を送ってもらう”方法を取りましょう!
PSDファイルは少し特殊で、他のツールとの互換性が低い拡張子。
代替ツールはいくつか存在していますが、中の情報が完全に再現できないことも。
そのため「作成デザインの確認」などの場合には、送り元に「画像化したファイル」を送ってもらうように頼みましょう。
PSDファイルを開くことができる代替ツール
- アカウントがあって中身を見るだけなら「Googleドライブ」
- 一時的に開きたいだけならオンラインで利用できる「Photopea」
- ダウンロードして使うなら日本製の「Fire Alpaca」
がオススメです。
中身を見るだけなら「Googleドライブ」
- Googleのアカウントがあって
- 中身を見たいだけ
なら、Googleドライブにファイルを保存するのが一番手軽な方法です。
アップロードするだけで中身の確認ができます。
オンラインで利用できる「Photopea」
「Photopea」はオンラインで使用できるツールです。
画像の編集ができるツールなので、PSDデータの閲覧はもちろん編集も可能。
- PCにインストール不要
- 会員登録不要
- 無料利用可能
- 日本語にも対応
でサクッとPSDファイルを開くことができます。
PCだけでなく、スマホやタブレットでも利用できます。
手軽に無料で利用できるありがたいツールですが、データの保存は端末のみ。
作業中に電源が切れたり、ブラウザを閉じてしまうと作業中のデータは保存されていませんのでご注意ください。
こまめにファイル保存をしておくと良いでしょう!
日本製で使いやすい「FireAlpaca」
日本の企業が開発している無料の画像編集ソフト「FireAlpaca」
漫画っぽい見た目のアルパカの絵が特徴的で、そのイメージ通り漫画家やイラストレーターの方たちに広く支持されているソフトです。
どちらかと言うと写真の編集向けのソフトではないですが、
- PSDファイルを開く
- 閲覧や(一部)編集を行う
- 他のファイル形式への変換
といった作業が可能です。
なお、「FireAlpaca」を使ってPSDファイルを読み込み、PSDで保存すると、文字が消えるなどの事象が確認されています。
編集用にファイルを保存する場合にはPSDではなく、「FireAlpaca」用の拡張子である「MDP」で保存しましょう。
「FireAlpaca」はWindows、Macどちらにも対応しています!
PSDファイルとは?「フォトショップ」というソフトの拡張子!
PSDは「Photoshop Data」の略語。
その名の通り「フォトショップ」という超有名なグラフィックソフトのデータファイルです。
写真などの編集や調整、絵を描いたりすることもできる超優秀なソフトで、一昔前はいわゆるデザイナーやフォトグラファーといった職種の人は基本的にみんな持っていました。
最近は「Affinity Photo」といった買い切り型のソフトにも人気が集まっており、サブスクタイプのPhotoshopとは人気が二分されている印象です。
私も以前は使用していましたが、今は「Affinity Photo」をメインに使用しています。
安いので笑
PSDのファイルの特徴
PSDファイルの特徴は、大きく3つ。
- レイヤーやパスといった多くの編集情報を保存できる
- 印刷情報や著作権情報といった情報も入れられる
- 可逆圧縮方式でデータが軽い
基本的には制作サイド(デザイナーやフォトグラファーなど)で使うファイル、としてイメージしてもらえればOKです。
最終的にホームページやSNSで使用する場合には、いわゆる画像ファイル(JPGやPNGなど)に変換して使用します。
まとめ:「.psd」はフォトショップの拡張子。ソフトなしでもファイルを開く方法はあります
「.psd」はフォトショップ(Photoshop)というソフトの拡張子です。
基本的にはフォトショップで開くのが理想ですが、有料なので「ちょっと中身を確認したい」場合には代替ツールを使用して開きましょう。
- アカウントがあって中身を見るだけなら「Googleドライブ」
- 一時的に開きたいだけならオンラインで利用できる「Photopea」
- ダウンロードして使うなら日本製の「Fire Alpaca」
がオススメです。